エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版
ドキュメンタリー映画

定価: ¥ 3,990
販売価格: ¥ 3,990
人気ランキング: 4284位
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発売日: 2007-05-25
発売元: ジェネオン エンタテインメント
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これって日本のライブドア事件と一緒!? と思わせる、リアル感満点のドキュメンタリー。売上高で世界第16位にまでなったエネルギー卸会社「エンロン」が、突然の倒産。その裏では、何年にも渡って粉飾決算が行われ、巨大な利益を上げるため、カリフォルニアで故意に大停電を発生させるなど、信じがたい不正があったことが発覚する。内容は一見、社会派で難しそうなのだが、誰にも分かるスリリングなエンタテインメントになっており、アカデミー賞候補になったのも納得の一本だ。
巨大企業の裏側も興味深いが、本作がフォーカスを当てるのは、上層部がみせる人間の本質。道徳的にはどう考えても悪いことをしているのだが、会社の利益を落とさないという名目があるので、本人たちは一切自覚ナシ。もし自分が同じ立場になっていたら…と思わせてしまうのも、本作の怖さだ。その他、内部告発するスタッフ、解雇されて困り果てる社員など、登場するすべての人物が会社倒産までの実態をスキャンダラスに盛り上げていき、最後まで目が離せないおもしろさ。(斉藤博昭)
金儲けのために狂った
「カリフォルニアの山火事はすげえぞ」「いいね。全部燃えてしまえ。もっと儲かるぞ(笑)」
この台詞は、放火魔やテロリストが言ったものではありません。一流企業であると世界中から賞賛を浴びた巨大エネルギー企業、エンロンの社員の社員の会話です。カリフォルニア州の山火事で送電線網は寸断され、電気料金の市場相場は急騰、エンロン社は巨額の利益を得ました。多くの犠牲者を出した山火事でさえ、エンロンにとってはビジネスチャンスでした。その狂った感覚を、この映画は淡々と描きます。そして、同社に買収され子会社となったため、連鎖倒産に追い込まれたある電力会社の作業員は言います。「年金も保険も無くなった。将来も無くなった」と。
グローバル経済の頂点に築かれた“砂上の楼閣”
グローバル経済の頂点である、アメリカの巨大エネルギー&金融コングロマリット。それを支配するトップたち…つまり世界のトップエリートたちが、自らの欲望を暴走させ、多くの犠牲を生み出した挙句に、巨大企業を崩壊させ、自らも塀の中に転落する一部始終を、数々の証言で描いたドキュメンタリー。
主役はエンロン社の経営陣なのだが、ブッシュ大統領一家やらシュワルツェネッガーやらシンプソンズ(爆)やら多士済々の脇役を交え、アメリカ、ひいては今の世界を支配するグローバル資本主義の“醜悪な本性”が浮かび上がる。
「構造改革」もいいけれど、日本政府やそのブレーンやらから、果てはホリエモンやら村上ファンドやらまでが賞賛するアメリカ型資本主義って、そんなに優れたものなのか?これを見ると、改めて疑問を持たざるをえなくなる。
でも…金融とかの知識がそれなりに無いと、何が何だか分からないかも…(私自身、よくわかんない部分が多々)。