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リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン
アビゲイル・ブレスリン
リトル・ミス・サンシャイン
定価: ¥ 3,990
販売価格: ¥ 3,120
人気ランキング: 159位
おすすめ度:
発売日: 2007-06-02
発売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

どんな人にも、コンプレックスや他人には言えない秘密がある。映画のキャラクターは、それらを大げさに描きつつ、共感させるものだが、本作は、このパターンを完璧に実現した好例だ。ビューティ・コンテストに出る夢を持つ9歳のオリーヴが、「リトル・ミス・サンシャイン」というコンテストに繰り上げ出場することが決定。家族はミニバスを借り、会場のあるロサンゼルスを目指す。ヘロイン中毒の祖父や、一言も口をきかない兄、ゲイで自殺未遂を起こしたばかりのおじさんなど、問題だらけの彼らには、予想どおり波乱の道中が待つのであった。
オープニングの食事シーンだけで、家族全員の性格と役割が伝わってくるなど、演出と脚本、演技のすばらしさに感心するばかり。故障したミニバスを押しながら発進させるシーンに象徴されるように、家族のチームワークが余儀なくされるにつれ、それぞれが問題を乗り越えていく姿は観ていて微笑ましい。走る車内にカメラを据えるなど、低予算ならではの凝った映像も見どころ。強く美しい者が優れているという、現代アメリカ社会へのアンチテーゼも込められたラストは、家族の絆と各キャラへの愛おしさが最高潮に達し、目頭が熱くなる。笑いとともに人間への愛を見つめた秀作。(斉藤博昭)

近年マイベスト級☆
最高にエンターテイメントしながら最高にグッとくる作品です。こんなに味わい深いものってあまりないと思います。
とにかく物語の中に全てが含まれているのがいいですね。物語を楽しんでるだけで、本来の正統さに溢れた中身あるメッセージや感動が自然にしっかり伝わってきました。なのでありがちな嫌味を感じたり、構えてしまう事がありません。

家族ひとりひとりが強烈な「キャラ」を持っていて、見始めてまもなくそれはくっきりと伝わってきます。絶妙なすれ違いを伴った皆の掛け合いもクセになるようでした。その人物像のベースがしっかりとしているので、様々に起こるドラマも生きているんだと思います。
特におじいさんのいくつかのセリフは心に残るものでしたし、家族の変化のきっかけとなるキーマンとして、最期までその存在感を感じる事が出来ました。また女の子が魅力的に作品全体の風通しをよく、明るくしているのもいいですね。

加えて心の動きや変化が伝わる演出や俳優達の演技も引き込まれるポイントのように思います。

ラストシーンでこの家族が示してくれたような「勝ち組」にならぜひなりたいですね。心が素敵な余韻で広がっていくようでした。
必ずまた観ます☆

負け組家族の再生旅行
自殺未遂の伯父、事業失敗の父親、ヘロイン中毒のおじいちゃん、志望校に入るまで誰にも口をきかないと決めた兄。人生の負け組たちが集まった家族は崩壊寸前。唯一少女ミスコンを目指すお腹プックリのオリーブちゃんだけが、希望を持って前向に生きている。

社会における競争というのは、実はアンフェアに行われている場合が非常に多い。コネや前情報、賄賂や談合にゴマスリ。人間関係が全ての日本においては、勝敗ははじめから決まっていて、公平な競争などはなきに等しい。道中で家族の結束力を強めたオリーブちゃん一家も、ミスコン会場でレベルの差を悟り急激に弱腰になる。

「本当の負け組とは、負けることをおそれて勝負を避ける人間のことだ」というおじいちゃんの唯一まともな遺言(?)を思い出したオリーブちゃんは、一人最終ダンス選考に臨むのだが・・・。

予定調和な世間の批判の目にさらされるオリーブちゃんの味方になったのは、真実の家族愛に目覚めた一家と強面のお兄さんだけだったが、おじいちゃん直伝の○○○ダンスから何かが彼らに伝わったようだ。

最高!! ★5つ以上
一見、ダメダメ一家だけど、彼らが7歳の娘オリーブ(眼鏡に隙っ歯、おなかがプクッと出た幼児体型も可愛い)のミスコン「リトル・ミス・サンシャン」参加で一丸となり、それぞれの問題が吹っ切れていきます。

アリゾナ州から、コンテストが開かれるカリフォルニアへミスコンを目指す一家のオンボロ・バスが彼らのヒューマニティをうまくひきだす小道具にもなっています。そのワーゲン製ミニバスは途中、ギアが故障して家族がクルマを押してエンジンをかけ、クルマに飛び乗る。そう、このバラバラのダメ家族は、当の本人たちが気づかぬうちに映画の前半で『一致団結』しているのだ。 
そして、その道すがら、おんぼろバスから降り立つたびに、家族それぞれが抱えている人生に対する迷いや不安、イラだちやコンプレックスという“心の澱”を捨て、生きることに前向きになっていきます。このあたりがコメディータッチで描かれるから、説教臭くないしダメっぷりを痛烈かつ執拗に描写しつつ、いじめられっ子がガキ大将に噛みつくような妙な迫力がこもっている。(笑)

クライマックスのミスコン大会では、まわりの子どもたちは絵に書いたようなミスコン少女。こりゃダメだ、と一家はオリーブを降板させようとするけど、彼女は果敢にパフォーマンスを見せます。これが虚飾にみちたミスコンをぶっとばす祖父直伝のダンス!! それに一家が加わっての開き直った大暴れに拍手喝采だ。
劇中のセリフにあるように、「負け組とは、負ける事を恐れて挑戦しない人」。皆が抱えている不安や恐怖、葛藤などを一蹴してしまうような力強く愛情に満ちた言葉でもあります。最初はチグハグだった彼らが、まとまりのよい家族になっていく。負け組復活の快作でした。

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